ベタで王道かくありき

 職場の人事異動があった知人へ、
気持ちばかりだが、
餞別を探しに銀座に。

例年よりも開花が遅れた桜が、
東京中で満開

銀座も人の出が多い。

インバウンド観光客だらけの三越は回避、
松屋にて餞別見繕い、
今日の昼食は


銀座ハゲ天


九段にて創業した当時の屋号は
多か良(たから)」

ところが
店主が完全完璧なハゲ頭にて
誰も屋号を呼ばず、
ハゲの天ぷら屋
ハゲ天と呼ぶように

いよいよ銀座で勝負
というときに、
その通り名と屋号を組み合わせ、
「ハゲ天多か良」と名乗ったのが由来らしい

現在の屋号は
「多か良」の「た」の字もないので、
きちんと創業当初の屋号で呼んでくれ続けた客は
さしてはいなかったのだろう

しかし
一見すると、
酷い悪口にも取れるアダ名で店主を呼ぶ客と
それを自分の商売の転機に
屋号にしてしまう店主

互いのユーモアやセンス
店主と客の隣合わせ関係性や
当時の時代の温もりを感じるエピソードだ

そんなハゲ天は
季節ごとに趣向を凝らしたタネの定食などがウリ


いつもの食事セット


海老


アオサ
花見団子の桜味噌添え
海老玄米衣揚げ


アボカドチーズの春巻き
桜海老と春キャベツの半片


サービスのタケノコ


ラストは、

かき揚げ
新牛蒡、春人参、桜エビ

これに、
赤だしと茶碗蒸し
季節の炊き込みご飯
が付いて
なんと
イチキュッパ!

1980円ですよお客さん!

イマドキ銀座の真ん中で踏ん張るハゲ天
ここにあり

銀座で天ぷらだと、
定食ならハゲ天、
天丼なら天國
が最近はお気に入り

ある意味でベタで王道
誰もが知る有名店だが

さまざま立ち寄り
試して食べ歩いた結果

最終的には
落ち着くところに落ち着いた

ベタで王道にはそれなりのワケがある



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