滅びの道をゆく
なんとなく鰻が食べたいが、 今日は日曜日。 行きつけの築地の「はいばら」は、 豊洲市場が閉じているので休みである。 近くにある鰻屋は、 登三松も休み。 日曜営業で、 ずっと気になっていた、 八丁堀の「しらゆき」と、 築地の「宮川本廛」でしばらく悩んだが、 ワイフの決断により、 本日は宮川のほうを試してみる。 店構えはさすが老舗、 立派な佇まいである。 店内に入り、 二階に上がると、 内装は江戸情緒漂う和風の小上がりと、 年配者に優しいテーブル席が配置されている。 接客も、 さっぱりしているが丁寧で好感が持てる。 まずはビール。 窓際の小上がりで春風を感じつつ、 飲みながら、のんびりと焼き上がりを待つ。 うな重のロを発注。 飯は少なめ、鰻は当たり前だが江戸風。 なかなか美しい。 日曜の昼にはちょうど良いボリューム。 客層も落ち着いており、 大変気に入った。 さておき、 ニホンウナギは今や絶滅危惧種。 このまま完全養殖が叶わなければ、 いずれ食べることすら許されなくなるかも。 しかし、 鰻には悪いが、 俺が気に病んでいても出来ることはないので、 まずは食べれられる間は、 批判を承知して楽しんでおくとしよう。 所詮、 鰻に限らず人も、 生きとし生けるもの、 全ては滅びるときは滅びるものだ。